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2014年11月6日木曜日

11月5日(水) スケッチする

今日は、踊り終わった直後に、感じたことを書いてみた。
いつもはレッスンが終わったあとに書いていたけれど、今日はバー・レッスンのときからずっともやもやしていて、すぐにでもノートに悩みを打ち明けたくなってしまった。

バーにつかまって、第1ポジションになった瞬間、「今日だめだな」。
下腹部が引き上がらない。
引き上げようとして、最近の注目ポイントになっている「内腿を前に」出そうとしても、付け根がそれに連動しなくて、引き上がらない。

なんというか、腹筋がとっても長くなって、下半身と上半身がつながっていない感じ。

今日はレッスンの中で、久しぶりにみんなで腹筋の筋トレをしたのに、なんで今日は腹筋が鈍いんだろう。
でも、筋トレ中はとても心地よかった。
やっぱり最近踊りながら腹筋を意識できるようになったからかな。

・・・

パッセをするとき、最近気づいた「付け根で腹筋をえぐる感覚」を使おう!そうすれば腹筋の鈍さも解消されるはず。
そう願いながら実践してみたけれど… だめだった。

身体がびくともしない。言うことをきかない。
下半身と上半身をつなげたい…!

そんなふうにもやもやをノートにぶつけながら、今日はこのコンディションに対してどんなアプローチをしたんだっけ、と思い出してみた。

・・・

以前、美和子さんに教えていただいた「胸鎖関節の手袋マジック(私が勝ってに名付けた)」は、今日も踊る前に実践。
ひも付き(両手がつながっている)手袋のひもが、胸鎖関節からぶら下がっているように意識する。
これは、胸鎖関節から手が直接つながっている感覚を養うもので、これをやると、まるで肩がなくなったかのような感覚になる。
手が、鎖骨から一本のひもでつながっていると意識するため、「腕が重たい」という感覚が返ってくる。
腕が重たいと感じるときは、いい踊りができる。

でも、今日は踊りのなかでこの感覚を使えた気がしなかった。

・・・

私の次に、2つ上の先輩が踊った。
そういえばこの作品も、パッセがたくさんあるんだよなあ。

鏡越しに先輩の踊りを見ながら、この人のパッセは見ていて心地が良いな、と思った。
なんというか、かかとが腹筋に突き刺さっているような感じ。
ポアントで立つたびに、カーンッ!とかグッとか音が聞こえてくるような感じ。

これをどうにか記録したくて、今まで文字しか書いていなかったノートに、突然絵を描き始めた。



絵が下手なので、あまりスケッチをサラサラと描くことはないのだけれど、今日は、下手でもいいからスケッチとして残したかった。

・・・

ピルエットの後の左脚を上げるアティテュード、立つ瞬間に上げた脚が揺れてるよ、と先生に指摘された。

鏡を見ながら何度もやってみると、軸足が、ポアントで立つときに少しジャンプしており、その反動で上げた脚が揺れているということが分かった。

足を踏み込んだところから、つま先を少し引きながら立っていた。

これもスケッチしてみよう。
そう思って自分の身体を改めて鏡で見てみた。


描いてみてわかったのは、このとき、私は骨盤の傾きにはまったく意識がいっていなかったということだった。
スケッチしようとしたら骨盤が描けなくて、思わず鏡に助けを求めたのだ。

図の赤いラインの上に立ちたい。
そうすれば、ジャンプしてしまう心配のない。

「行った先に立つ」という意識を持って実践してみたら、スイーっ、スイーっ、という感覚だった。
「なめらかに浮いた感」。

今までのは、「カン!どわゎゎゎゎぁあん」という感じだったから、そうならないように、「なめらかに浮いた感」を意識してこれからやっていこう。


*おまけ*

後輩の踊りを見ていて、腕の使い方が気になった。
なんか違和感があるけれど、何が違和感の正体なんだろうとスケッチをしてみた。

あっ、腕を動かすときに、肩と手先しか動いていないんだ。
二の腕と、肘と手先の間をもっと使えばきっと素敵になるだろうなあ。




今日の収穫「スケッチは良い。今まで自分がどこを意識していなかったかが見える。」



2014.11.6 Koseki

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